AIに支配されるな|Claude CodeとGPT5.2を使い分けて気づいた「人間が監督」の重要性

50代からのAIプログラミング

Claude Codeはパパっと作りたがる。GPT5.2は堅牢化にこだわる。2つのAIを使い分けて南関競馬予想アプリを開発していた時のことだ。順調だと思っていた矢先、突然Webページに入れなくなった。焦った俺はGPT5.2に相談したが、一向に解決しない。そこで気づいた。AIは監督役であって、監督じゃない。最終決定権は人間が持つべきだ。この気づきが、すべてを変えた。

毎月2〜5万円、負けていた

南関競馬予想アプリを作っている。仕組みはシンプルで、得点が高い上位3頭を表示して、その3頭で馬連を3点買う。各100円ずつ、全レース。これを毎日続けたらどうなるか?という実験だ。

2025年12月、-25,210円。2026年1月、-47,510円。毎月2〜5万円、負けていた。

AIが予想してるのに、負ける。なぜだ?

Claude CodeとGPT5.2、性格が全然違う

開発は2つのAIと壁打ちしながら進めていた。Claude CodeとGPT5.2だ。使い込んでいくうちに、この2つの性格の違いに気づき始めた。

Claude Codeはとにかく速い。「こういう機能が欲しい」と言えば、パパっとコードを書いてくれる。動くものがすぐに出来上がる。気持ちいい。

一方、GPT5.2は慎重だ。「この処理だと、こういうエラーが起きる可能性があります」「例外処理を入れましょう」と、堅牢化にこだわる。正直、もどかしい時もある。でも、言ってることは正しい。

だから俺は、GPT5.2を監督役にしてプログラムを組み立てていく手法を取っていた。テストはClaude Codeに任せず、手作業で確認。順調に進んでいると思っていた。

突然、Webページに入れなくなった

ある日のことだ。いつものようにアプリを開こうとしたら、画面が真っ白になった。

…あれ?

リロードしても変わらない。別のページに移動しようとしても、動かない。昨日まで普通に使えていたのに、突然Webページに入れなくなった。

予想を見たい。今日のレースが始まる。焦った。

GPT5.2に相談しても、解決しない

いつものようにGPT5.2に相談した。エラーの状況を伝えて、「どうすればいい?」と聞く。

GPT5.2は丁寧に答えてくれる。「キャッシュをクリアしてみてください」「サーバーの状態を確認してください」「このコードを修正してみてください」

言われた通りにやる。でも、直らない。

また別の提案が来る。やってみる。直らない。

ここで、俺はようやく気づいた。GPT5.2は外部AIだ。俺のアプリのコード全体を見ているわけじゃない。断片的な情報から推測してアドバイスしてるだけだ。だから、的外れな提案が続く。

監督役として信頼していたのに、肝心な時に頼りにならない。どうする?

方法を変えた。ゴールをストレートに伝えた

方法を変えることにした。全体を見れるClaude Codeと直接話をする。

ただし、今までと伝え方を変えた。最初に、ゴールをストレートに伝えた。

「俺は予想が見たい」

技術的な話は後だ。まず、俺が何を求めているのかを明確にした。

その後で、状況を説明した。Webページに入れないこと。入れても移動できないこと。以前は入れていたこと。今まで正常だった時のトップページのスクショ。今エラーが出ているページのURL。取れる限りの情報を、全部渡した。

時間はかかった。でも、パンとWebページに入ることができた。以前のように予想を取得できるようになった。

解決した瞬間、俺は安堵よりも先に、別のことを考えていた。

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AIは監督役であって、監督じゃない

なぜ、こんなことが起きたのか?

俺はGPT5.2を監督役にしていた。でも、監督役に任せすぎていた。AIの提案をそのまま受け入れて、AIの方向性に沿って開発を進めていた。

これが間違いだった。

AIは監督役であって、監督じゃない。

最終決定権は、人間が持つべきなのだ。

人間がゴールを設定する。ゴールに向かっているかどうかを、人間が確認する。AIには監督役として意見をもらうが、最終判断は人間がする。この感覚が、絶対的に必要だったのだ。

動くことが、すべての前提

GPT5.2が重視していた堅牢化。トラブルがあってもアプリが止まらないこと。確かに重要だ。商業的な成功を目指すなら、絶対に必要な条件だ。

でも、それは「動くこと」が前提の話だ。

動かないアプリを堅牢化しても意味がない。まず動くこと。高機能であること。正確であること。これが絶対条件で、その上に堅牢化がある。順番を間違えていた。

主導権を取り返した

ここから、俺は主導権を取り返した。

まずやったのは、予想ロジックの可視化だ。毎月2〜5万円負けているこのアプリは、どのようなプロセスで、どのようなパラメーターを使って予想を組み立てているのか。そのフローをClaude Codeに書き出させた。

開発期間が長くなるにつれ、あちこちにロジックが追加されていた。重複や、想定してないルートでの予想が、複雑に絡み合っているはずだ。それを整理したかった。

結果、予想の大枠はさほどズレていなかった。ただ、重要なパラメーターを無視していることに気づいた。俺が本当に重視したかった指標が、ロジックに反映されていなかったのだ。

俺の思想を入れ直した

ここで、俺の思想を改めてGPT5.2にぶつけた。壁打ちを再開した。

ただし、今度は違う。GPT5.2の意見を鵜呑みにしない。俺の思想を軸にして、GPT5.2には壁打ち相手になってもらう。最終決定は俺がする。

俺の思想を入れた新しい指示書を作り、Claude Codeに予想ロジックの修正を指示した。

その効果は、驚くべきものだった。

バックテストの結果とはいえ、回収率300%を叩き出した。

もちろん、バックテストと実戦は違う。これからの検証が必要だ。でも、方向性が見えた。俺が主導権を握ったことで、アプリが俺の思想通りに動き始めた。

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AIに支配されるな

AIに支配され、多くの仕事を奪われると言われている。確かに、そういう未来は来るかもしれない。

でも、俺は今回の経験で確信した。AIを使いこなす人間は、これからも必要とされる。

AIは優秀だ。俺より速くコードを書ける。俺より多くの知識を持ってる。ゴールを共有すれば、そこに向かって走ってくれる。

でも、ゴールの解像度が人間とズレるのだ。

AIは「これで十分」と判断する。人間は「まだ足りない」と感じる。逆に、AIが暴走して「やりすぎ」になることもある。手前で止まるか、通り過ぎるか。このズレを補正するのが、人間の仕事だ。

AIを学び、AIを正しく使う。これができる人間は、まだ少ない。気づいてすらいない人が大半だ。

だからこそ、今がチャンスだ。全然遅くない。

AIを支配する人間になろう。支配される側じゃなく、使いこなす側に回ろう。

56歳の俺でも、できている。あなたにも、できる。

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AIは監督役であって、監督じゃない。

最終決定権は、人間が持つ。
ゴールを設定するのは、人間だ。
AIを支配する人間になろう。

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AIとの付き合い方で悩んでる?

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