自由になったら何もできなかった|50代が4日間の一人時間で気づいた「制約」の価値

人生の見直し

パートナーが法要で実家に帰った。4日間、一人になる。「よし、あれやってこれやって…」と頭の中で色々考えていた。結果、何もできなかった。テレビ見て、ゴロゴロして、あとでやろうと思っていたら、急にパートナーが帰ってきた。ルーティンすらできてない。自由になりたいと思っていたのに、自由になったら動けなかった。人間の意思って、こんなに弱いのか。

4日間、一人になる

パートナーが法要で実家に帰ることになった。

4日間、一人になる。

俺は内心、ワクワクしていた。

「よし、あれやろう。これもやろう」

頭の中には、やりたいことがたくさんあった。

FXの自動売買アプリ、ロジックの見直しをしたい。南関競馬の予想アプリ、パラメーターの調整をしたい。ブログも2〜3記事は書き溜めておきたい。普段、時間がなくてできないことを、まとめてやるチャンスだ。

4日間あれば、相当なことができるはずだ。

いや、4日間もあるのか。すごいな。何でもできるじゃないか。

そう思っていた。

初日の朝、玄関で見送った

初日の朝。パートナーを玄関で見送った。

「行ってらっしゃい」

ドアが閉まる。静かになる。

振り返ると、誰もいないリビングがある。

さあ、やるぞ。

…と思ったのだが、まず朝食を食べようと思った。

冷蔵庫を開ける。適当にパンを焼く。コーヒーを淹れる。テーブルに座る。

なんとなく、テレビをつけた。

朝のニュース番組が流れている。政治の話。経済の話。芸能ニュース。

見るつもりはなかった。BGMのつもりだった。

気づいたら、10時になっていた。

「まあ、初日だし」

「まあ、初日だし。午後からやればいいか」

そう思って、ソファに座った。スマホを手に取る。X(Twitter)を開く。タイムラインをスクロールする。

気になる投稿があったら、リンク先を見る。YouTubeに飛ぶ。関連動画を見る。

気づいたら、昼になっていた。

昼食を食べる。カップ麺でいいか。お湯を沸かす。3分待つ。食べる。

食べ終わったら、また何となくテレビをつけた。

ワイドショーが流れている。見るつもりはなかった。でも、見てしまう。

気づいたら、夕方になっていた。

窓の外が暗くなり始めている。

「…あれ?」

今日、何もやってない。

FXのロジック見直し、やってない。競馬アプリのパラメーター調整、やってない。ブログ、1文字も書いてない。

まあいいか。明日やればいい。まだ3日ある。

「明日から本気出す」

そう思って、その日は終わった。

2日目、同じことを繰り返した

2日目。

朝起きる。パンを焼く。コーヒーを淹れる。テレビをつける。

昨日と同じだ。

「今日こそやろう」と思いながら、ソファに座る。スマホを手に取る。

「ちょっとだけ」と思ってXを開く。気づいたら1時間経っている。

「あとでやろう」

この言葉が、何度も頭をよぎる。

時間はたっぷりある。焦る必要はない。今日中にやればいい。夜やればいい。いや、明日やればいい。まだ2日ある。

そう思っていると、何も始められない。

始めようとすると、「その前にトイレ」「その前にコーヒー」「その前にちょっと休憩」と、別のことが割り込んでくる。

夜になった。

今日も何もできなかった。

ベッドに入りながら、自己嫌悪に襲われた。

俺は何をやっているんだ。せっかくの4日間なのに。こんなはずじゃなかったのに。

でも、明日こそは。明日こそはやる。

そう思いながら、眠りについた。

3日目、さすがに焦り始めた

3日目。

朝起きた瞬間、焦りが襲ってきた。

もう半分以上過ぎている。4日間のうち、2日が消えた。残り2日しかない。

「今日こそやろう」

朝食もそこそこに、パソコンを開いた。

FXの自動売買アプリのコードを開く。

画面を見つめる。

何から手をつけていいか、分からない。

「ロジックを見直す」と漠然と考えていた。でも、具体的にどこをどう見直すのか?何を変えるのか?何を目指すのか?

決まっていなかった。

頭の中には、ぼんやりと「あれやりたい、これやりたい」があった。でも、それを計画として書き起こしていなかった。タスクとして分解していなかった。

だから、いざパソコンを開いても、具体的な行動に移せない。

「何からやればいいんだ…」

画面を見つめたまま、30分が過ぎた。

なんとなく、ブラウザを開いた。ニュースサイトを見る。気になる記事を読む。

気づいたら、昼になっていた。

結局、またダラダラして終わった。

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4日目、急に帰ってきた

4日目。

最終日だ。

「今日で最後だ。今日だけは集中してやろう」

朝から気合を入れていた。

そう思っていた矢先、スマホが鳴った。パートナーからのLINEだ。

「予定より早く帰るね。お昼頃着くと思う」

…え?

時計を見る。もう10時だ。あと2時間しかない。

慌てて周りを見回した。

部屋が散らかっている。洗い物がシンクに溜まっている。洗濯物が山になっている。ゴミ袋がパンパンだ。

ルーティンすらできてない。

毎日やってるはずの家事が、4日間で完全に崩壊していた。

慌てて片付けを始めた。皿を洗う。洗濯機を回す。床を掃除する。ゴミをまとめる。

バタバタしているうちに、玄関のドアが開いた。

「ただいま」

パートナーが帰ってきた。

俺は、何も成し遂げていなかった。

4日間の自由時間、結果ゼロ

FXのロジック見直し、ゼロ。

競馬アプリのパラメーター調整、ゼロ。

ブログの書き溜め、ゼロ。

4日間の自由時間。結果、ゼロだ。

いや、ゼロどころかマイナスかもしれない。普段のルーティンすら崩壊していた。生活リズムも乱れた。夜更かしして、朝起きられなくなっていた。

自由時間をもらって、何も生み出せなかった。

これが、56歳の俺の現実だ。

自由になりたいと思っていたのに

俺は普段、こう思っている。

「もっと自由な時間があれば、もっとできるのに」

「会社の制約がなければ、もっと開発に集中できるのに」

「家庭の用事がなければ、もっと生産的になれるのに」

2029年までに7500万円を貯めて、自由になる。それが目標だ。

でも、今回の4日間で気づいてしまった。

自由になったら、動けるのか?

会社を辞めて、時間が無限にある状態になったら、本当に開発に集中できるのか?

答えは、NOだ。

4日間でこれだ。4年間自由になったら、何も成し遂げられないまま終わるかもしれない。

正直、怖くなった。

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なぜ動けなかったのか?

なぜ、4日間も時間があったのに動けなかったのか?

考えてみた。

理由は3つある。

1つ目、計画を書き起こしていなかった。

「あれやりたい、これやりたい」は頭の中にあった。でも、それを紙やスマホに書き出していなかった。具体的なタスクに落とし込んでいなかった。

「FXのロジックを見直す」じゃ曖昧すぎる。「エントリー条件のパラメーターAをBに変更して、バックテストを走らせる」まで落とし込まないと、行動に移せない。

2つ目、締め切りがなかった。

「4日間ある」と思うと、「今日やらなくてもいい」と思ってしまう。明日やればいい。あとでやればいい。

締め切りがないと、人間は動けない。「いつでもできる」は「いつまでもやらない」と同義だ。

3つ目、誰も見ていなかった。

パートナーがいれば、「今日は何やるの?」と聞かれる。「開発する」と答えれば、やらざるを得ない。

一人だと、誰も見ていない。誰もチェックしない。サボっても、誰にも気づかれない。

だから、サボってしまう。

制約があるから、動ける

普段、俺はこう思っていた。

「時間が足りない」

「もっと時間があれば」

「制約さえなければ」

でも、逆だった。

時間が足りないと思っているくらいが、ちょうどいい。

「やらなきゃ」という気持ちが生まれるのは、制約があるからだ。

パートナーがいる。仕事がある。予定がある。だから、隙間時間を見つけて「今やらなきゃ」と思える。限られた時間だから、集中できる。

制約が、俺を動かしていたのだ。

制約は敵じゃない。味方だ。

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人間の意思は、弱い

今回、痛感した。

人間の意思は、弱い。

「やろう」と思っただけでは、やれない。

「自由になれば動ける」は幻想だ。

一人じゃ何も達成できない。制約がないと動けない。締め切りがないと始められない。見てくれる人がいないとサボる。

これが、人間だ。少なくとも、俺はそうだ。

意思の力を過信してはいけない。意思は、あてにならない。

だから、仕組みを作る

意思が弱いなら、どうすればいいか?

仕組みを作るしかない。

計画を書き出す。タスクを具体化する。締め切りを設定する。誰かに宣言する。進捗を報告する。

自分を縛る。自分に制約を課す。

意思に頼らない。仕組みに頼る。

このブログも、そうだ。毎週月曜と木曜に投稿する。このルールを決めているから、書ける。「気が向いたら書く」だったら、一生書けない。

自由は、制約の中にある。完全な自由は、何も生まない。

これが、4日間で学んだことだ。

2029年に向けて

2029年11月30日までに7500万円。自由になる。

その目標は変わらない。

でも、自由になった後のことを、もっと真剣に考えないといけない。

会社を辞めて、時間が無限にある状態になったら、俺は動けるのか?

今のままじゃ、動けない。4日間で証明された。

だから、今のうちから仕組みを作っておく。

計画を書く習慣。タスクを分解する習慣。締め切りを設定する習慣。誰かに報告する習慣。

自由になる前に、自分を動かす仕組みを作っておかないと、自由に溺れる。

今回の4日間は、そのことを教えてくれた。

高い授業料だったけど、気づけてよかった。

50代、自由になりたいと思っているあなたへ

もしあなたが「自由になりたい」と思っているなら、一つだけ伝えたい。

自由になっても、自動的に動けるわけじゃない。

むしろ、制約がなくなった分、自分で自分を律する力が必要になる。

それは、想像以上に難しい。

俺は4日間で、それを思い知った。

だから、自由を手に入れる前に、仕組みを作っておいてほしい。

意思の力を過信しないでほしい。

仕組みがないまま自由になったら、何も成し遂げられないまま時間だけが過ぎていく。

これが、56歳の俺からの警告だ。

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自由になったら、何もできなかった。

計画を書き出していなかった。
締め切りがなかった。
誰も見ていなかった。
制約がないと、人間は動けない。

あなたも、同じ経験ある?
自由な時間ができて、結局ダラダラして終わったこと。

よかったらコメント欄で教えてくれ。

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