90日スプリントのちょうど半分が終わった。42日目。折り返し地点に立って、全数字を並べてみる。フォロワー目標100人に対して31人。ダート王の3月の収支は-21,460円。赤字だ。何一つ目標に届いていない。でも、42日前にはなかったものが、いくつか手の中にある。
42日前を思い出す
2月16日。90日集中を宣言した日。
競馬予想AI「ダート王」に全リソースを投入する。背水の陣を敷くためにKPIを公開した。フォロワー12人を100人に。月収益ゼロを49,000円に。
あの日、キーボードを叩く手が震えていた。大きなことを言ってしまった、と思った。
42日が経った。半分が過ぎた。
約束通り、全部の数字を出す。
▶ 元の宣言記事:90日で結果を出す|競馬予想AI全集中のKPI宣言
フォロワー:12人→31人。数字以上の意味がある。
目標100人に対して、31人。達成率31%。
前回のチェックポイント(Day21)では24人だった。そこから7人増えて31人。ペースだけ見れば、鈍化している。
でも、この数字の裏側に面白いことが起きている。
フォローを外していくアカウントがいる。相互フォロー目的だけの人が、こちらがフォロー返ししないとわかると離れていく。一方で、予想や分析を見て興味を持ってくれた人が新たにフォローしてくれている。
つまり、フォロワーの「質」が入れ替わっている。
数が減りながら増えて、差し引きで微増。これは見かけ以上に健全な状態だと思っている。「なんとなくフォローした100人」より「中身を見て残ってくれた31人」の方が、長い目で見れば強い。
100人は、残り48日では届かないだろう。覚悟はしている。でも、31人の中身が変わってきている。この変化は、数字には表れない価値だ。
ダート王:3月は-21,460円
ここが一番苦しい数字だ。
3月の全レース予想。20日間稼働して、プラスの日がたった4日。残り16日は全部赤字。
投資額が日によって3,600円から5,400円まで変動しているのは、2会場同時開催(ダブル開催)の影響だ。さらに月の途中から、予想対象レースの絞り込みを始めた。
具体的には、3歳戦と交流戦を除外した。情報量が少なく、予想精度が下がるからだ。さらに、転厩馬など南関での戦績が3戦未満の馬が3頭以上いるレースも除外した。データが薄い馬が多いレースは、AIの精度が構造的に下がる。開発用のデータとしても信頼性が低い。
その結果、1日の予想対象レースが減り、投資額も変動するようになった。投資額の変化は転がし運用で元本が削られたからではなく、精度を上げるための意図的な絞り込みだ。
唯一の光は3月17日。+5,530円。この日だけが大きく勝った。でもそれ以外の赤字を埋めるには足りない。
悔しい。でもデータが出ている以上、感情で判断を歪めるわけにはいかない。赤字の原因は見えている。会場ごとの得意不得意だ。バックテストでも裏付けが取れている。大井では数字が出るが、浦和・川崎・船橋ではパラメータが合っていない。
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赤字への答え:「生の解析」を始めた
ただ赤字を眺めて嘆いているわけじゃない。手は打っている。
毎日3レース、AIと一緒に真剣に予想する。レース確定後、リプレイ映像を細かく分析して、レポートにまとめる。展開、位置取り、ペース、馬場の使い方。展開表やタイムだけでは見えないコース特性を、1レースずつ生のデータとして蓄積している。
名づけて「生の解析データボックス」。
まず100レース分貯める。何が効いて、何が効かないのか。コースごとに検証して、予想精度を上げていく。AI×人間の相乗効果を本気で狙いにいく施策だ。
100レース分のデータが揃うのが4月の3週目頃。そこから予想に反映して、成績の改善が始まる見込みだ。つまり後半戦の結果は、今この地味な蓄積にかかっている。
派手なことは何もしていない。毎日3レース。リプレイを見る。気づいたことを書く。それだけだ。でも、この泥臭い作業の先にしか、精度向上はない。
ブログ:種が芽を出し始めた
暗い数字ばかりじゃない。ブログには明るい変化が出ている。
Google検索からの流入が安定してきた。検索クリックは14回(開始時)から63回(Day21)に伸び、今も毎週Organic Searchがセッションのトップを占めている。
42日間で14本の記事を投稿した。週2本のペースを一度も崩していない。我ながらよく続いたと思う。
中でも手応えを感じているのは、テーマの広がりだ。
最初は「競馬AIの開発記録」だけだった。それが「言語化」「AI活用」「夢診断」「50代の自己分析」へと広がった。競馬に興味がない人にも読まれる記事が生まれてきた。
「AIに支配されるな」は直帰率26%。4人に3人が他の記事にも飛んでくれている。「バックテスト300%が8万円溶かした話」は直帰率10%。ほぼ全員が回遊する。正直に赤字を公開した記事ほど、読者は信頼してくれるらしい。
ブログは育っている。遅いけど、確実に。
42日前にはなかったもの
数字だけ見ると、失敗だ。フォロワー100人に届かない。収益ゼロ。ダート王は赤字。KPIだけ見れば、赤点だらけだ。
でも、42日前にはなかったものを数えてみる。
NOTEを2つ始めた。3月16日から。
一つは競馬予想のNOTE。毎日午前11時半に、その日の3レース予想と前日の振り返りを無料で公開している。そして毎週日曜19時半に、1週間分の予想思考法と分析をまとめた有料NOTEを出す。昨日、2作目が出稿された。
もう一つは夢診断NOTE。AIに夢診断を頼んだら図星だった、あの経験を体系化している。導入の無料NOTE2部を公開済みで、10部構成の有料NOTEにまとめる計画だ。
42日前、NOTEは影も形もなかった。「手を広げるな」と自分に言い聞かせていたのに、なぜ始めたのか。
理由は明確だ。どちらも「新しいこと」じゃない。毎日やっていることの副産物を記録して形にしているだけだ。競馬予想は毎日やっている。夢診断も日常的にやっている。新しい作業を増やしたのではなく、すでにやっていることを収穫しているだけ。
「手を広げる」と「副産物を収穫する」は違う。この区別ができるようになったのも、42日間の学びだ。
▶ あわせて読みたい:また手を広げそうになった|不安から動くと全部中途半端になる話
X:エンゲージメント率だけは異常に高い
フォロワー数は伸び悩んでいる。でも、見てくれている人の反応は濃い。
自分改革ラボXのエンゲージメント率は12.9%。業界平均の6倍以上だ。リプライは69件。投稿のたびに会話が生まれている。
Nankan側もエンゲージメント率1.8%で、前回より改善。ブックマーク3件。「保存する価値がある」と思ってくれた人がいる。
数は少ない。でも、質は高い。
フォロワーの入れ替わりが起きている今、これは大事な兆候だと思っている。数を追うフェーズから、質を固めるフェーズに移行しつつある。
残り48日でやること
あと7週間弱。やることを3つに絞る。
生の解析データボックスを100レース分貯める。4月3週目までに。ここが後半戦の勝負の分かれ目だ。100レースのデータが揃えば、会場別のパラメータ調整に入れる。
リプ戦略のリプ先拡大。南関競馬だけでなく、地方競馬全体やAI予想系アカウントにも範囲を広げる。フォロワー31人の壁を破るには、新しい池で釣らないといけない。
NOTEの継続。競馬と夢診断、2つの有料NOTEを週1ペースで回す。収益ゼロからの脱出は、ここにかかっている。
折り返し地点の正直な気持ち
苦しい。
42日間、毎日投稿して、毎日予想して、毎日ブログを考えて、毎日リプを送って。それでもフォロワーは31人で、ダート王は赤字で、収益はゼロだ。
「本当にこれでいいのか」と思わない日はない。
でも、42日前の自分に戻りたいかと聞かれたら、答えはNoだ。
あの頃は、何をすればいいかわからなかった。今は、何が足りないかがわかる。足りないものがわかるということは、やるべきことがわかるということだ。
赤字の原因が見えた。レースの絞り込みを始めた。生の解析データを蓄積し始めた。NOTEで収益化の仕組みを動かし始めた。フォロワーの質が変わり始めた。
全部、42日前にはなかった変化だ。
残り48日。目標に届くかどうかはわからない。たぶん届かない。でも、100レース分のデータが揃った時に何が起きるか。それだけは、走り続けた人間にしか見えない。
次のチェックポイントで、また全部の数字を出す。
見届けてくれ。
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毎日の最終レース予想、AI vs 人間の思考比較、結果の振り返り。
フォロワー31人の小さなアカウントで、全部公開しています。
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