折れない心をつくる|人生目的が人を強くする理由
「折れない心」とは何でしょうか。
そもそも「折れない」という言葉は、国語的には「曲がらない」「変化しない」という意味を持っています。
私たちが日常で使う「折れる」という表現は、挫折、あきらめ、迎合などを指すことが多いですね。
では、なぜ大人になると人は折れてしまうのでしょうか?
折れることと曲がることの違い
正しい力を与えれば、多くのものは曲がります。鉄の棒もそうです。
人もまた、知らず知らずに周囲に感化されたり、時に迎合したりして曲がる。
これは「変化」であり、良い方向に作用することもあります。
では「折れる」とはどうでしょうか。
それは耐えきれない力がかかったときに起こります。
シャーペンの芯を出しすぎて強く書いた時や、ガラスをハンマーで叩いた時のように──。
大人が折れるとき
大人の世界に置き換えてみましょう。
世間体、出世競争、親の目、家族の目、仲間の目…。
一つひとつは耐えられるかもしれませんが、すべてが重なると大きな圧力となります。
すべてに勝とうとすれば、いつかパキッと折れる。
一つずつ勝とうとしても、やがてあきらめや迎合を選んでしまう。
そうして私たちは「曲がる」か「折れる」かを繰り返しながら、日々をやり過ごしているのです。
それが楽で居心地が良いこともあります。
でも、心のどこかでもやもやしませんか?
子供の頃に描いた理想の大人になれているでしょうか?
あきらめてきた希望はいくつありますか?
明日もまた、何かをあきらめて過ごすつもりでしょうか?
折れない心を持つために必要なこと
「生活があるし、守るものもある。どうしようもないじゃないか」──そう思う方もいるでしょう。
けれど、解決の糸口はあります。それは人生の目的を設定することです。
最初は自分のためで構いません。自分中心の目的で良いのです。
ただ、そこで思考を止めないでください。
目的を突き詰めていくと、自分が本当に解決したい社会課題が見えてきます。
その時、あなたの成功は「誰かを救うための絶対条件」になります。
こうして人は「折れない心」を手にするのです。
なぜなら、もう「やるしかない」状況になったから。あなたを待っている人が生まれたからです。
私の人生目的
私自身の例をお話ししましょう。
老後に自由が欲しい。そのために7500万円の金融資産が必要だと気づき、54歳で脱サラを決意しました。
人生目的として資産形成に走りながら、自分を見つめるワークも続けていました。
するとやがて「望まれず生まれてしまった孤児と貧困のループ」という言葉に強く反応する自分に気づきました。
本当に叶えたいのは「望まれず生まれてきた子供たちに、貧困から脱出する知恵と技術を与え、望みある社会に羽ばたいてほしい。そのための施設をつくる」ことだとわかったのです。
こうして私の人生目的は明確になりました。
2034年までに自立型孤児院を設立する。
そのために、2029年までに金融資産7500万円を確保し、お金と時間から解放される──これが私の目標です。
人間ですから、疲れや倦怠感で行動できない日もあります。
しかし「子供たちが待っている」「僕の成功を待っている」と思えば自然と手が動く。
この日常が当たり前になり、自発的に取り組むことができるのです。
これこそが折れない心の正体です。
今日が一番若い日
難しいことではありません。私にできて、あなたにできないはずはありません。
ほんの一歩、踏み出すかどうか。その違いだけです。
今日が一番若い日。
踏み出すなら明日ではなく、今です。
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