人の期待を手放したら、心が軽くなった話|50代からの自分基準
「期待に応えたい」と思うのは悪いことじゃない。でも、いつの間にか“自分を置き去り”にしていない? 少しだけ手放したら、心が軽くなった話。
「誰かの正解」で生きてた頃
ずっと「期待に応えること」が大事だと思ってた。
親、上司、同僚、SNSの誰か。
「ちゃんとしなきゃ」「がんばらなきゃ」って、気づいたらその声ばかり聞いてた。
ある日ふと思ったんだ。
これ、本当に自分が望んでる生き方だっけ?って。
そこから少しずつ、自分のペースを取り戻す練習を始めた。
最初は怖かったけど、手放すって“逃げる”ことじゃなかった。
「期待に応えない勇気」は、誰かを裏切ることじゃない
昔は「人をがっかりさせたくない」って思ってた。
でもね、期待って相手の中にあるもので、自分がコントロールできるものじゃない。
それに気づいた瞬間、ふっと力が抜けた。
本当の誠実さって、“相手の期待に応える”ことよりも
“自分の言葉でちゃんと向き合う”ことなんじゃないかと思う。
少しずつ、「5分ルール」で「今、自分がやりたいこと」を確かめる時間を作っていった。
不思議と、それだけで心が軽くなる。
人の期待を手放す3つのステップ
①「誰のためにやってる?」を一度問い直す
仕事でも趣味でも、「なんでこれやってるんだろう?」って一瞬立ち止まるだけでいい。
それが自分発信か、他人発信か、感覚でわかる。
②「やらなきゃ」じゃなく「やりたい」から始める
義務感で動くと、続かない。
「ちょっと面白そう」くらいのテンションが、結局いちばん続く。
③ 「裏切り」じゃなく「本音の共有」に変える
関係を壊すことを怖がるより、正直に伝えてみる。
「今はこっちをやってみたい」と言うだけでも、案外わかってもらえる。
手放したら、焦りも消えた
「人の期待」を背負ってると、常に誰かと比べて焦る。
でも“自分のペース”で生きはじめると、不思議と焦りが静まってくる。
そう、焦りはいつも「他人の時間軸」で生まれてたんだ。
前回書いた 「焦りは未来からの呼びかけ」 にもつながるけど、
未来を感じる力って、“自分の速度”でしか動かない。


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