それでインド行くの?|本当の「自分探し」とは何か
「自分って何だろう?」そう思って東南アジアやインドに旅立つ人がいます。
急に休職したり、会社を辞めてまで「自分探し」と称して出かけていく人もいます。
でも本当に、海外に行かなければ自分は見つからないのでしょうか?
旅で得られるものと限界
広大な大地、エネルギッシュな人々、懸命に生きる姿。
異文化に触れることは大きな刺激になり、人生観が揺さぶられる体験になります。
しかし、それは外的な体験であり、どこまで行っても「自分」という内面には届きません。
まるで、温泉を掘り当てたいのに、全国の温泉巡りをしているようなものです。
浸かって癒やされても、自分だけの温泉を掘ることにはならないのです。
なぜ人は「自分探し」に出かけたくなるのか
毎日同じことを繰り返し、忙しさに追われる日々。
ふと「このままでいいのか?」と不安になり、劇的な変化を求めたくなります。
「インドに行って人生観が変わった!」という言葉は魅力的ですが、
人生観とはあくまで外的な刺激で変化するもの。
深層心理に根付いた「自分」とは違うのです。
自分を理解する難しさ
問題は、私たちの行動を無意識に左右する深層心理です。
これが「自分」を分からなくさせ、人生迷子を生み出します。
特に経済的に豊かな社会では、日常に危機感が少ない分、
余計に「本当の自分」を見失いやすいのです。
異文化の中で一生懸命に生きる人を見て人生観が変わるように思えるのは、
自分が「流される生き方」をしていることに気づくからでしょう。
👉 「自分を理解する第一歩は“言葉”にあります。過去記事『言葉の罠』もぜひご覧ください」

まとめ:旅よりも大切なこと
自分探しは、海外に行くことではなく、自分の内面と向き合うことです。
旅はきっかけにはなりますが、答えは外にはなく、自分の中にしかありません。
次回は「どのように自分を見つけるか?」について考察していきます。
ぜひ続けて読んでいただき、あなた自身の答えを一緒に探していきましょう。
👉 「未来を探しに遠くへ行かなくても、実は身近にあることを語った『夢も希望も明るい未来も』もおすすめです」

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